猿田彦珈琲 恵比寿本店に行った感想


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私は今回、恵比寿像がある恵比寿駅西口から「猿田彦珈琲 恵比寿本店」へ向かいました。恵比寿像近くの交番を右に曲がり高架下を進みます。そのまま直進し「でですけ」、モスバーガー、サンマルクカフェをすぎ横断歩道を渡り右に曲がります。しばらく歩くと左手に今回のお店、「猿田彦珈琲恵比寿本店」があります。
猿田彦珈琲 恵比寿本店に行った感想
噂通りの小さくて超狭いお店です。

今年の1月か2月頃に軽食メニューの提供が終わってしまったらしく、サンドウィッチ等はありませんでした。ケーキなどの軽食メニューがないにも関わらず13時に来店した時はコーヒーを求めるお客さんで店内には行列ができていました。

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猿田彦珈琲 恵比寿本店 店内の雰囲気

みなさん意外にもコーヒーを買ってテイクアウトをするか、店内でさっと飲んですぐにお店を出ると言った具合で約14席しかない店内の席が埋まってしまって座れない、ということはありませんでした。

というのも、座って落ち着いてコーヒーを飲むと言った雰囲気ではないのも関係していると思います。店員さんは外で待っているお客さんにコーヒーを持って行ったりするため狭い店内を小走りで行ったり来たりしていてかなりせかせかした雰囲気の店内になっています。

店内でゆっくりと読書やパソコンを持ち寄って仕事をするなどは雰囲気的にかなり向いていないと思います。
猿田彦珈琲 恵比寿本店 店内の雰囲気
窓際には4席ほどのカウンター席があります。ゆっくりと座ってコーヒーを楽しむ感じの椅子ではありません。カウンター席の他に比較的ゆったりと座れる席が店内の左手側にあります。
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レジに並んでいる人のすぐ横の席なので落ち着ける雰囲気ではありません。席や机、また店内は全て木で統一されています。
外国の方もかなり多く並んでいました。客層をみたところ、女性が圧倒的に多かったです。年齢は20~40代が多く、近場のキャリアウーマンがお昼後のコーヒーを求めて買いにきているように見えました。狭い店内だからか客の回転率をよくするためにか意図は分かりませんが椅子にはクッション等もないので、この店内でゆっくりと読書はムリそうです。

10畳ほどの小さな店内のため、並んでいるお客さんが多いとさらに居心地は悪いです。また真冬にも関わらず入り口のドアは開放してあるので風が入ってくると寒いですし、すぐ近くは道路で車がばんばん通っているので神経質な人には向かない雰囲気です。ただ入り口が開放されているし、親しみやすくにっこりしている店員さんのおかげで気軽にふらっと入りやすい雰囲気になっています。

14時半くらいになるとようやくコーヒーを求める行列が減って、店内も少し落ち着き静まります。この時間になると席についてゆっくりと飲む人が増えてきました。仕事の商談をしている人たちや男女のカップルも思い思いにコーヒーを楽しんでいます。でも男女問わず1人で来店されている方が多いので、どなたでも気軽に来ることができると思います。入り口が常に開いていることも入りやすさの要因だと思います。

入り口におすすめのコーヒーメニューが置いてあるのですが、それを見ているお客さんを見つけると店員さんがすかさず「こんにちは!」とわざわざ声をかけに行くあたりの接客の細やかさはたまげたものです。

丁寧な接客をしてもらえるので、常連さんがかなり多いようです。コーヒー豆の説明ももちろん店内が混んでいる時でも丁寧にしてもらえるので、よくわからない方は気軽に聞くといいと思います。

騒がしく、かしこまっていない店内でコーヒーを飲むのが好きな人にはたまらない空間です。行き交う人を窓越しに見ながらコーヒーに集中することができます。余談ですが、私は気づけば2時間近くこのお店でゆっくりコーヒーを楽しんでいました。騒がしいし、狭くて落ち着いて座ってられない店内だけど、どこか落ち着けるそんな変わった雰囲気でした。狭い店内ですが店員さんは4人ほどいてせわしなくコーヒーを淹れていました。


猿田彦珈琲 恵比寿本店のコーヒーの種類

混んでいる時間帯に行ったからか列に並んでいる間にコーヒーのメニューが配られます。店名に「珈琲」が付くだけあってコーヒーの種類が豊富です。
猿田彦珈琲 恵比寿本店のコーヒーの種類
期間限定のコーヒーなども多数あったので、来る度に新しいコーヒーにチャレンジしてみるのもいいと思います。
店員さんにおすすめを聞いたところ、「カプチーノ」と「猿田彦フレンチ」と言っていました。
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猿田彦フレンチの欄に「ビターチョコやカシスのフレーバー。重厚なボディとリッチなコーヒー」と書いてあります。よっぽどのコーヒー好きにしか飲めない味かもしれない!と思い、今回は猿田彦フレンチを注文しました。

猿田彦フレンチ

猿田彦フレンチ
コーヒーは注文をし、席で待つこと10分ほどで持ってきてくださいました。一杯一杯注文をもらってから入れているのでどうしても遅くなってしまうようです。コーヒーは色も味も濃いめです。

勢いよく淹れたのかなんだかものすごく泡立っています。ですがクレマはありません。
酸味が全くなく、独特のフレーバーの香りがかなりひきたっています。口に入れるとフレーバーの香りはすぐに鼻から抜けてなくなり、コーヒーの苦味が心地よく口の中に広がります。

フレーバーのおかげで、いつも飲んでいるコーヒーとは一味違い新鮮な感じがしました。後味で口の中にコーヒーをローストした香りが広がり、かなり長い時間余韻を楽しめます。「重厚なボディとリッチな香り」そのものです。重めなコーヒーになっているので少しの量でも、コーヒーを飲んでいる満足感が得られます。

最近は缶コーヒーに猿田彦コーヒーが監修したものがありますが、やはりそれとは香りの立ち具合のレベルが違いますので、コーヒー好きはぜひとも猿田彦珈琲のお店に立ち寄って欲しいと思います。今回はトールサイズを注文したのですが、思いの外量が多くお店で飲むよりかは、持ち帰ってオフィスなどで仕事をしながら飲むのがいいなと思いました。

だから持ち帰る人が多かったのかもしれません。味の濃さや、繊細なフレーバーからコーヒー好きのためのコーヒーと言った印象を受けます。冷めてきて酸味が出てくることがないのが珍しく、個人的に気に入りました。

ですが、その代わりに冷めてくるとだんだんとエグ味のようなものを感じます。元が苦味の強いコーヒーなのでフレーバーが消え味が変化してくると、苦味と相まってかなりエグく感じます。

この変化を楽しめない人はミルクが加えられているカプチーノなどを飲む方が飲みやすくて好まれると思います。また猿田彦フレンチは空気を含みながら飲むと煙っぽい、燻された味がするのが特徴です。

まだホットのうちはフレーバーやローストされたひきたつ香りを楽しむことが出来ますが、冷めてくると急激に香りは消えていってしまうので温かいうちに飲み切るほうが、このコーヒー本来の美味しさを味わうことができると思います。

ドリップブレンドはトールがどの種類も460円とこだわりのコーヒーなのにかなり安くお得だと感じました。

使用されているコーヒー豆は店内に売られているので、気に入った方はそのまま買って帰ることができます。
猿田彦珈琲で販売されているコーヒー豆
猿田彦珈琲恵比寿本店の店内で軽食の販売が終了していたので、今回は金子直子さんの作ったマフィン(店内のレジ横に売ってあります。)をいただきました。


店内のレジ横に売っていたマフィン

猿田彦珈琲の店内のレジ横に売っていたマフィン
今回コーヒーと一緒に購入したマフィンはビーガンスイーツだからかかなり外側がパサパサです。(ビーガンスイーツとは卵や乳製品などを一切使わないスイーツのことです。)でもきな粉がかなりふんだんに使われているのがものすごく、きなこの芳醇な香りが口の中いっぱいに広がります。きな粉好きにはたまらない濃厚なきな粉感です。
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原材料を見てもバターなどを一切使用していないことが分かります。
今回注文したコーヒーとの相性がいいです。冷めてきてだんだんとエグみが出てきたコーヒーでこのマフィンを流し込むと、口の中に残る後味が醍醐味だと思います。

ビーガン好きや健康食品マニアの人にとってはいいかもしれませんが、普通にしっとりとしたマフィンが好きな人はあまり好まないマフィンのように思います。内側に行くほどしっとりしてきますが、生地にまとまりがないのでポロポロと崩れてしまいます。仕事に合間にぱっと食べる、というスタイルにはむかないです。確実に机の上がマフィンくずだらけになるのでお気をつけください。

食べかけの写真ですが・・・。
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マフィンの底の方に優しい甘さのさつまいもクリームがたっぷりと入っています。このクリームが満腹感を刺激してくれてそんなに大きくないマフィンですが、かなりお腹いっぱいになります。

お会計

猿田彦フレンチトールサイズ460円ときなことさつまいもクリームのマフィン370円で合計896円(消費税込)でした。コーヒーが安いので全体の値段もかなり安くなりました。

ちなみにこの本館の近くに猿田彦珈琲の別館があり、コーヒー豆を専門に売っています。
猿田彦珈琲の別館

猿田彦珈琲の本店から歩いて1分ほどの距離にあります。
自宅でこだわりのコーヒーを入れたい!という方は別館に行くと試飲などもしながら購入できるので、自分好みのコーヒーに出会えそうです。基本的に置いてあるコーヒー豆は本店も別館も同じなので、豆だけを買いに来た人は別館で購入するほうがさっと購入できると思います。

猿田彦珈琲 恵比寿本店の感想

コーヒーが大好き!コーヒーの温度による味の変化が大好き!という方にとてもおすすめなお店です。軽食がないので純粋に香りのよい重厚なコーヒーを楽しむためだけにお店に足を運びたいという方に良いお店でしょう。

ただし、お店の席でゆっくりと優雅にコーヒータイムを楽しむことはできないのでご注意ください。入り口は開きっぱなしなので、騒音や外からの外気(匂いや冷気)が入ってくるので、コーヒーの香りでいっぱいの店内ではないです。

また店内は禁煙となっているため、吸いたい方は外のベンチでコーヒーを飲む事になります。小春日和ならば、気持ちの良い風とコーヒーを楽しめるかも知れませんが、寒暖な季節だと苦痛かもしれません。客足は途絶えることなくずっと続くので、賑やかなお店が好きな人におすすめの雰囲です!

またお昼の休憩時間が決まっている!という忙しい方には、ランチ時は「すぐでるドリップ」というものを売っているのでさっと買って帰りたい人におすすめです!


猿田彦珈琲 恵比寿本店 基本情報

・お店の名前 猿田彦珈琲(さるたひこコーヒー)恵比寿本店
・最寄りの駅 JR山手線恵比寿駅西口、東京メトロ日比谷線恵比寿駅
・住所 東京都渋谷区恵比寿1-6−6
・電話 03-5422-6970
・営業時間 8:00~翌0:30[土・日・祝]10:00~翌0:30
・定休日 無休
・禁煙(店内は禁煙だが、お店の外のベンチでは吸って良いそうです)
・公式サイト http://sarutahiko.co/
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