大阪市此花区「カフェ ジュリアン」に行った感想


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大阪市此花区「カフェ ジュリアン」に行った感想

「昔ながらの喫茶店が多い街」との情報を聞いて以前から気になっていた千鳥橋駅周辺を散策しました。飲食店が集まる駅の南側へ足を運ぶと「ザ・下町」の雰囲気に溶け込むレトロな喫茶店が点在。

そんな地元密着型といえるお店が多い中で、僕のアンテナに引っかかったのが四貫島商店街本通りにある『カフェ ジュリアン』。

木を基調とした温かな外装とポップな手書きのメニュー看板が醸し出すオシャレな雰囲気にすぐに惹かれました。

ただ、看板を見るとドッグカフェ…? これに一瞬は躊躇しましたが、メニューにあるオムライス・カレー・パスタといった+αメニューの気合いの入りように「当たりの店」を確信。思い切って入店してみることに…!!

初のドッグカフェとあって緊張しましたが、どうやら喫煙席の1Fは一般用フロアのようで、店内は地元のオバちゃん勢のみ。アットホームな雰囲気で一安心です。

フロアは、カウンターが4席に4人用テーブルが2卓、2~3人用のテーブルが2卓といった配置。ワンマンでの入店でしたが、「広い方へどうぞ♪」と4人がけテーブルへ案内されます。

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カフェジュリアンの「ケーキセット(ワッフル+コーヒー)」を注文

すでにランチを済ませていたため、今回はケーキセットを注文。当日のケーキメニューは「ワッフル」。お店で焼きたてと聞いて期待感が高まります。

まずは、先に出されたホットコーヒーをいただくことに。苦味よりも酸味がやや高いマイルドな口当たり。普段コーヒーを飲まない方でも楽しめるバランスといえます。
ホットコーヒー

毎日コーヒーを飲んでいる僕としては、喉を通る際に口全体に広がる豆の風味に贅沢感を覚えます。そして、ちょっと多めの量もうれしい(笑)。

「うちのコーヒーカップはデザインがバラバラで、お客さんの雰囲気に合わせてチョイスさせてもらってるんです」とスタッフの方。この気配りに思わず感動。確かに、ネイビー調のクールなデザインは僕にぴったりですね(?)。

10分ほどしてお目当てであるワッフルが運ばれてきました。厚みのある生地が2枚重なり、その上にはバニラアイスと、なかなかのボリューム感。間髪入れずがっつき始めます。
ワッフル

カリカリ&モチモチの異なる食感が際立つ生地は、控えめな甘さと香ばしさのハーモニーが上品な印象。裏に薄く塗られたバターが何ともいい仕事をしています。

これにアイスクリームを絡めながら一緒にいただくともうたまりません!

ランチ後ではありましたが、速攻完食。女の子だけでなく、男子~おじさまでも食べやすい味でした。

そんな高い満足感を得ながら750円。節約男子(ケチなだけ?)を自負する僕も納得です。

「他には生チョコケーキも人気です。うちは生地だけでなく、ソースから手作り。素材もこだわっているので他のメニューもぜひ味わってくださいね♪」と、スタッフの方の話を聞いて+αのメニューへの期待感も一気に上昇。ということで近所と合ってさっそく再訪することにします。


土曜日のランチタイムに「カフェジュリアン」に再訪問

続いてやってきたのは土曜日のランチタイム。あいにく1Fは満席でしたが、2Fも一般の方もOKとのこと。幸い、ワンちゃん連れのお客さんはこられていないようです。
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2Fフロアは、ゆったりめの2人掛けソファがテーブルを囲む配置で、合計3卓。南側からは自然光が入り、眠くなりそうなほどの緩~い雰囲気です。もし他にお客さんがいないようなら、友人や家族連れでワイワイと楽しむにもよさそうですね♪

今回は以前の訪問で気になっていた食事メニューを注文。平日はパスタが中心とのことですが、土曜日はパスタ以外の料理がメーンに据えられるようです。当日のメーン料理はビーフシチュー。カフェでは珍しいメニューとあって興深々です。

と、その前にサプライズがありました。「前菜です」と運ばれてきたサラダが何と2人前はあるであろうボリューム!! 
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ロメインの葉と太めにカットされた蒸し鶏を軸に、パルメザンチーズ、バジルソース、ケッパー、茎わかめ…など、内容もかなり充実しています。味はイタリアン仕立て。これを演出するバジルソースがかかったやわらか~い食感の蒸し鶏は最高です。
オシャレな空間を忘れるようにガツガツと食べまくります。

そして、サラダを食べ終わる前に主役であるビーフシチューが到着。

カフェジュリアンのビーフシチュー

前菜のボリュームには驚きましたが、マイタケ・ピーマン・シシトウ・ナスなどの野菜類がグラタン皿からこんもりと顔を出すこちらも負けてはいません。

そして、鮮やかな彩りがいっそう食欲をそそります。まずはシチューを和えながら野菜をいただくと…? おおっ、かなりジューシー♪

憶測ですが、野菜のみオーブンで焼き、種類によって熱を加える時間を調整しているのだと思います。ランチセットにこれほど手間が加えると考えると嬉しくなりますね。

シチューは、コンソメの風味や野菜の甘味が感じられて(推測です)、デミグラスとのバランスの取れた奥行きのある味です。

これが白ご飯との相性抜群!!「シチューをご飯にかける派」の僕はアップテンポに食らいつきます。

そしてテンションが最も上ったのは大きめのブロック状の牛肉。これがしっかり煮こまれてトロットロの口当たり。

デミグラスソースの風味が染みこみながらも肉の旨味もしっかりとキープ。味わいながら食べたい…と思いつつも、今回もあっという間に完食してしまいました…。
 
この美味の余韻に浸りつつ、大きなソファでくつろぎながらいただくコーヒーも◎。十分に満足したところで退店することとします。


カフェジュリアンはとてもリーズナブル

一品料理にライスとサラダ、これにコーヒー・紅茶がセットで1,000円。ボリューム&質に満足したところでこのリーズナブルな価格設定はちょっとお得過ぎやしませんか!?

「土日は洋食好きのオーナーママが仕込みから調理までしています。凝った料理が楽しめるとあって地元の方には好評ですよ♪」とジュリアンのスタッフの方がおっしゃっていました。

また、年に数回は「スペシャルランチ」と銘打ち、タンシチューや海鮮チラシといった高級料理が並ぶこともあるそうです。ただ、これは不定期メニューとあり、このチャンスをものにするには足繁く通うしか手はないようです。気になるな…。

コーヒー&ケーキ→ビーフシチューで「カフェジュリアン」にハマッて以降、常連になりつつある僕。

これまでに注文した中でのオススメメニューを紹介させていただきます。


カフェジュリアンのおすすめメニュー

アイスコーヒー

ホットコーヒーはマイルドな味わいである一方、こちらはしっかりとした苦味が特徴。キンキンに冷えたシャープな味は眠気の残る朝一番にうってつけ。後述する少し辛めのカレーのアフターにも相応しい味です。


モーニングセット

地元喫茶店も太刀打ちできない?ほど充実しているカフェジュリアンのラインナップは要注目です。

セットは350~550円までの値段で5種類。その中のサンドイッチセット(400円)は特に人気で、このメニューもボリューム感に満足できるはず。具はスタンダードなミックスサンドながら、折り重ねるように挟まれた玉子焼きが食感のよいアクセントに。

そしてマヨネーズの他にケチャップが混ぜられた味付けが、懐かしい味わいを演出しています。その他、おにぎりに味噌汁と漬物がついた和食セット(500円)やホットドックセット(450円)などの魅力的なセットが揃い踏み。朝から迷ってしまいそうですね。


カレーライス(750円)

ボリュームが多いメニューが多い中、シンプルなソースにちょっと拍子抜け?
ところが、とろけるまで煮こまれた牛すじを軸とした凝縮された旨味はさすがの一言。ところどころに残る牛肉の小さな塊がよいアクセントになるとともに贅沢感を演出しています。

深みのある味の後にやや強めのスパイスが合わさったバランス感は大人な印象ですが、若い女性にも人気のようです。コアなカレーファンにもぜひ食べてほしい逸品です。

なお、質のよい牛すじが入手できない場合は、キーマカレーにシフトするようです。こちらはカレーライスよりもさらに辛い本格志向な味なのだとか(辛さの調整は可能)。トッピングに野菜(50円)、チキン(100円)、一口カツ(150円)があり。


カフェジュリアンの人気ナンバー1「オムライス(700円)」

カフェジュリアンの人気ナンバー1「オムライス(700円)」

ジュリアンの人気ナンバーワンメニュー。玉ねぎ・人参などの具がたくさん入って少々スパイシーな味付けのチキンライス、これまたしっかりと味がついたトロトロの玉子焼き、そして超濃厚なデミグラスソース。

チキンライス&玉子焼きがそれぞれ独立したメニューでも納得できる味のため、デミグラスソースをチビチビと和えながら食べるスタイルが僕はお気に入りです。なお、お約束通りこれもボリューミーなメニューです。



その他、ポットだしの紅茶(400~450円※茶葉によって異なる)や季節限定のスイーツ、グラタンにホットサンドなど魅力的なメニューが盛りだくだんです。おしゃれなカフェといえば、出来合いの料理を出すお店も多いと聞きます。その中で、厳選した素材での自家製を基本にする当店は異彩といえる存在でしょう。

僕以外にも、舌の越えた此花のオッチャン勢をすでに虜にしているのだから味は保証済です。ドッグカフェだから…と入店を範疇されていた地元の方はもちろん、関西圏の洋食屋&カレー屋通を自称する方はぜひ訪問して見て下さい。


カフェ ジュリアン基本情報

店名:カフェ ジュリアン
住所:大阪市此花区四貫島1丁目6−16
電話:06-6460-5055
営業時間:8時半~21時
モーニングセットは9時~11時半
ランチセットは平日が12時~売り切れまで
※土日は12時半~売り切れまで(開始時刻は前後する可能性あり)。
火曜定休(年末年始は除く)

アクセス:阪神なんば線千鳥橋駅を出て南へ。北港通りを60メートルほど西進した後、四貫島商店街本通りに入り50メートルほど直進(パチンコ屋の向かい側)。徒歩3分。梅田方面からは市営バスも便利。車の場合、神戸方面からはR43・梅香交差点を左折。北港通り周辺のコインパーキングを利用

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